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2006年02月03日
individual strategy planning
節目ということで、ヒサシブリに書いてみる。
ここ数ヶ月で自分を取り巻く外部環境が色々と変化している。
それはビジネスに限らずプライベートに至るまで。
主に、仕事への考え方・スタンス、ならびに身近な生活環境への取り組みだ。
当たり前だが、前者は仕事している日々絶えず考えてしまう。
自分の将来像(長期、短期)を設定した上で、現在自分が持っている強みの増強・弱みの補填のためのアクションプランニング。
勿論、プランニングだけすれば良いのではなく、実行段階も想定してリアリティがあり実現可能性が高いものに絞られる。
これが難しい。いくつかのオプションを挙げることはできたものの、どの軸で優先順位を設定すれば良いか分からない。各オプションにメリット・デメリットが同じくらいあり、またその種別はまったくもって異なる。したがって1つの軸で切ることは難しく、軸の設定から深く考えなければならない。
例えばコンサルティング(範囲、スキル、役職など)、新規事業、人間関係性(顧客、パートナー、有識者など)、キャッシュイン・・・。
近年盛んなM&Aなど、企業の成長戦略のために新規事業への参入の可能性を検討する場合に、色々な軸で切っていく。
これとまったく同じ考えであり、主体が企業か個人かの違いである。
企業であれば、顧客・製品・バリューチェーン・・・などの拡張方向性が常套手段として考えられる。しかしこんなキーワードで「既存事業と関連性があるから参入する」なんて安直な検討・判断をする経営者はいない。
企業というビジネス形態だけに、外部分析→内部分析→参入戦略策定といった流れで、それぞれのマイルストンで参入領域・方向性の軸を絞っていく。
絞る理由は大きく3つあって、1つはビジネス全体なんて広すぎる範囲を調査・分析できないから、2つ目はスピード性を重視して短期に成長を実現しなければいけないから、最後の3つ目は当たり前だが詳細に調査・分析する対象を特定しなければいけないから。
多分、個人レベルでもこれだけしっかりとプランニングしないと、机上のものになってしまい結果として自分の期待する効果を獲得できない。
帰りの電車の中でノートを開き、自分自身のSWOTやポジショニングマトリクスなどを描いている毎日。
めざせ大前研一では決してないが、やはり彼という「企業参謀」(入社3~4年目だったか?)には及ばないが、負けているとは思わない。
もちろん大小の目標・ゴールはあるが、その将来像と現在のスナップショットのギャップを埋める施策のオプション選定はかなり難しい。
それにはもう1つ理由がある。
冒頭で述べた後者の部分、プライベートに近い生活環境への関連・影響だ。
プライベートの延長であるビジネス、そのまた逆もありうると考える。
プライベートとビジネスは切り離せないものであるし、例えば日々の言動や行動・姿勢など何かと個人特性は日々どこでも表現されてしまうものである。
切っても切れないこの関係。だから、ビジネスにおけるプランニングではなく、ビジネス・プライベートを含めた個人(individual)としてのプランニングに意義がある。
なぜならば、人的資本・物的資本・財務資本などを個人が増やす・活かすことに尽きるからである。
個人がまとまればチームであり、それが組織である。
俺1人で出来ることは限られているし、チームや仲間と補填し合って個人が輝いていく。
ただ、その前に自分個人としての方向性をはっきりさせないと申し訳ない。
そのために、一昼夜で出来るプランニングではないが、ここ数ヶ月でひとつの結論を出したいと思っている。
人生には3回の転換期があると言う。
1回目は社会人入社3~4年目、2回目は三十路、3回目は人生のExitプランも想定したシニアクラス。
今回は本来の1回目とは少し異なるが、人生を大きくブレイクダウンし、自分自身が一番納得できるシナリオを形成・実現させていきたい。